板橋区政を考える会

板橋区政についてざっくばらんに意見・情報交換をし、もっと区民のための板橋区の実現を目指す会です。板橋区民オンブズマンのような活動も展開できればと考えています。

陳情公開します!【都心低空飛行による事故被害に対する陳情】

 板橋区を考える会メンバーの岡本達思さんとつながりのある、
板橋区常盤台 常盤台の景観を守る会 常盤台まちづくり委員会”の方が

【都心低空飛行による事故被害に対する陳情】

を、板橋区議会に提出しました。

 今板橋区議会定例会(平成28年度第4回定例会)で審議され、継続審査となったようです(〔板橋区〕請願・陳情の審査結果(平成28年第4回定例会)を掲載しました | 板橋区 http://www.city.itabashi.tokyo.jp/coshirase/080/080945.html 参照)。
 今後の区議会の動きに注目です。

 

 今回、岡本さんを介し、常盤台まちづくり委員会の方にこちらの陳情を板橋区政を考える会ブログに掲載する許可をもらいましたので、以下にその陳情全文を公開します。
 ぜひご注目ください。

 

 

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板橋区議会議長  杉田 ひろし 様

 

都心低空飛行による事故被害に対する陳情

 

                   板橋区常盤台 常盤台の景観を守る会
                                                                     常盤台まちづくり委員会

 

要旨

 

 先年、国土交通省から羽田増便に伴い、従来の東京湾へ向けて出発し、東京湾から到着するという航路を、新しく都心を低空飛行させる航路の計画が発表されました。更に変更が加えられ、本年4月に発表された案では、板橋区の上空も1,220m以下の高さで飛ぶことになっています。

 どの国も市街地を避けて運行する工夫を凝らしていますが、日本は信じられないような人権に対する鈍感さだと思います。オリンピックや観光のために来る人々も、地上の人々の人命・健康・環境などを犠牲にした上での快適さは心地よいものでしょうか。

 一番懸念されるのは落下物や墜落事故です。この航路にハドソン川はありません。逃げ場のない飛行機が回避できる場所はないのです。いざと言うときに誰が責任をとるのでしょうか。この計画を承認した人はその責任を負うつもりで決めてもらいたいものです。

 また、飛行機が車輪を出すのは高度500mぐらいになってからということですが、誤作動で早めに出てしまうことは皆無ではありません。そのさい上空で付いた氷片が落下する事故は成田でも報告されています。直撃を受ければ必ず死亡事故になります。保証は飛行機会社が負うということですが、1時間に40便以上飛んでいれば、どの飛行機から落ちたものか特定できないと思います。

 このような危険な新航路について、人命や人権を尊重する立場から、見直しを求めるよう陳情します。

 

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